午後から甲賀市の忍びの里プララに於きまして、甲賀市教育委員会の「中学生の職場体験実習実行委員会」が開催され、水口JCの理事長として出席させていただきました。
甲賀市教育委員会をはじめ、甲賀市内各中学校の校長先生、保育園、幼稚園長会長、各経済団体代表者が集まり、21年度の職場体験実習についての説明が行われました。 各中学校の2年生を対象に、各地域の事業所において5日間の体験実習を通じて普段の学校生活では学ぶことの出来ない就労体験を行うのもで、滋賀県の補助金を利用した事業であります。 昨年の事業の成果等の報告があり、今年度の概要説明が行われ質疑応答がありました。昨年末より非常に厳しい経済状況にある昨今、各企業が派遣切りや従業員の削減を行っている中で、正直なところ中学生の受け入れが出来る余裕などないのが現状で、経済団体からは教育機関に対する厳しいご意見等が寄せられました。私も意見をさせていただきましたが、この実習のプログラムは基本的に受け入れ先の企業に100%依存しているのが現状で、このプログラムの良し悪しにより実習の成果は大きく左右される状況にあります。大手企業であれば日頃から様々な従業員を雇用している関係上、人の受け入れから育成のプログラムが確立されていますが、中小企業においてはそのようなプログラム自体がありませんので、中学生を5日間預かり、そこで教育をしていくこと自体がかなり大きな負担になることは間違いなく、また、中学生に体験させる内容自体も低付加価値な内容になりがちな傾向にあります。そのような状況を防ぐために過去の事例を活かしながら学校サイド、或いは教育委員会サイドで受け入れ先企業向けの支援プログラムを策定する必要があるのではないかといった意見を述べさせていただきました。 学校と行政と企業による素晴らしい事業ですが、そこには官と民の大きな隔たりがあるのだなぁとあらためて感じました。 PR ∴ この記事にコメントする
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滋賀のよさこい方式のお祭り「ござれGO-SHU!」のために情熱をそそぐ男。地域のまちづくりやひとづくりといったことには人一倍敏感で、これらが高じて社業においても地域活性化を目的とした情報誌を発刊するなど、今や本業までもが奉仕になりつつあることに実はかなりの危機感を感じてもいる。
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