以前、私も読んで目からウロコだった、累計220万部以上発行されたベストセラー書籍「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」がこのたびNHKでアニメ化されるそうで、その制作会見の記事がネットに掲載されていました。
この本は、ピーター・ドラッカーの経営書「マネジメント」を高校野球部の新人女子マネージャーが読んで、その仲間たちが甲子園を目指していく青春小説です。いままで様々な経営書を読みましたが、正直この本の切り口には脱帽です。最近のベストセラーに見られるセオリーの、ギャップを組み合わせたタイトル「女子マネージャー」と「ドラッカー」は、たとえば「ホームレス」と「中学生」のギャップを組み合わせた「ホームレス中学生」や、「京大」と「芸人」のギャップを組み合わせた「京大芸人」に通じる計算された仕掛けであることは十分にわかっていながらも、すっかりハマってしまいます。 さて、本日のブログで私が注目したいことはこの本の内容に関することでなく、本日の制作発表の中での、作者、岩崎夏海氏のコメントについてです。 岩崎さんは、作品がベストセラーとなった理由を「いま日本人の多くの方の意識が変わって、自分たちが主役、自分たちが身の回りのものから社会をよくしていくという考えに変わったのでは」と分析し、「独占するほど価値が生まれる情報と、広がって価値が生まれる情報がある。(今回は)後者。多くの方が共有するほど価値が生まれる」と述べ、「どこまで広がるか見たいと思う。今後はこれをネタに本を書こうかな」と笑わせた。<毎日新聞デジタルより抜粋> 「自分たちが主役、自分たちが身の回りのものから社会をよくしていくという考えに変わったのでは・・・」という部分、本当にどんどんそういう価値観が広がっていってほしいと思いますし、そうあるべきだと考えます。 そういう意味ではこのアニメ、より多くの方にご覧いただきたいと思います。 PR
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田中松太郎
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自己紹介:
滋賀のよさこい方式のお祭り「ござれGO-SHU!」のために情熱をそそぐ男。地域のまちづくりやひとづくりといったことには人一倍敏感で、これらが高じて社業においても地域活性化を目的とした情報誌を発刊するなど、今や本業までもが奉仕になりつつあることに実はかなりの危機感を感じてもいる。
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